株式会社東興電設 代表取締役 川畑 聡 様
A 2017年7月から、キムタカ経営の『BSC経営戦略会議(全社員での合宿会議)』のサポートを受け始め、その年の12月、中期経営計画を策定する1dayセミナー『将軍の日』に参加しました。
『BSC経営戦略会議』では、経営者や幹部も含めた社員全体で合宿会議を行い、当社の経営理念を会社全体で共有し、その実現のための具体的なアクションプランを作成しました。
『将軍の日』は、経営理念の実現に必要な経営戦略を、具体的な数字に基づいて考えるセミナーで、初回は私1人が参加して中期5カ年計画を作りました。
数値計画を作ることで、自分の考えが甘いことに気付きましたし、課題を明確にして早期に対策を講じることの大切さも分かりました。
早速、この数値計画を会社へ持ち帰り、幹部に説明したのですが、言いたいことが伝わっているかも分からず、計画実現のため具体的にどうしたらよいかも迷いました。
自分たちで毎月会議を行っていましたが、資料の準備や会議の進行は全て経営者である私一人でやっており、各部門の幹部社員は聞かれたことを報告・連絡するだけ、参加するだけで、当事者意識が薄く、社長まかせの状態でした。
そのようなとき、キムタカの『MAS監査』では、経営の「問題」と「課題」を明確にし、社員全員で解決方法を考え行動するという、「P(計画)⇒D(行動)⇒C(チェック)⇒A(対策)を徹底し目標を達成する経営体質作り」をサポートしていると聞き、『MAS監査』を導入してみることにしました。
A 月2回の会議サポートを受けています。
① 1回目の会議では、『将軍の日』で作成した数値計画の進捗管理を行うPDCA会議サポートを受けています。
この会議では、数値計画を実現するためのアクションプラン(行動計画)を細かく立て、毎月、達成状況を数字で確認し、達成できなかった場合はなぜかを一つ一つ丁寧に考えることで、目標達成に着実に近づいていけるようになりました。
② 2回目の会議では、『BSC経営戦略会議』で作成したアクションプラン(行動計画)の進捗管理を行うPDCA会議のサポートをしていただいています。このアクションプランは、5カ年計画の達成に必要な行動を具体的にしたもので、数値目標の達成はこの一つ一つの行動に支えられています。
この会議では、第三者に会議に入ってもらうことで、一部の人が話してばかりの会議ではなく、全員が話しやすい、意見しやすい流れができ、会議の内容も充実するようになりました。社員が自分の意見や考えを伝えることで、当事者意識が高まってきたと思います。
数値上の効果も、2017年と比較して、2019年の売上は1.46倍、売上総利益は1.88倍、経常利益は3.54倍となっています。
A 『MAS監査』の導入により、数値目標を達成できるようになってきたので、社員の頑張りを評価して高いモチベーションを維持する仕組みも作らなければと思うようになりました。
また、社員から評価に関する質問を受けたとき、明快に答えることができなかったことから、当社では昇給や賞与の明確な判断基準がなく、社長のさじ加減で判断してきたことに気付かされました。
キムタカ税理士法人では、ENTOENTOの『新人事制度®(成長支援制度)』を取り入れ、社員の成長と会社の目標達成をリンクさせていると聞き、私も『新人事制度®』のセミナー『成長塾』を受講しました。
セミナーを受講した結果、『新人事制度®』は、評価制度というよりは、社員一人ひとりの成長を促す制度であること、成長が自信に繋がり、それが会社の業績向上に繋がっていく制度であることが分かりました。
そして、ここ何年かの私自身の経験から、当社では、幹部も含め社員全員の「成長」が全てのカギになると感じていたため、『新人事制度®』を導入してみることにしました。
A 『新人事制度®』では、会社が達成を期待する数値、数値達成に必要な重要業務、重要業務を行うために必要な知識や技術、求められる勤務態度を、経営者が自らの言葉で成長シートに「見える化」し、このシートを使って評価やフィードバックを行うため、制度の目的を共有し、実務を支えてくれる社員が必要になります。
そこで、総務課長に『成長塾』を受講させ、私自身もブラッシュアップのため一緒に受講しました。『成長塾』は丸一日の講義が6日間あるので、今後の組織運営について、人事や体制について、総務課長と色々な話をすることもでき、とても充実した時間を過ごすことができました。
そして、社員全員が成長して会社を成長させるという『新人事制度®(成長支援制度)』の目的や運用方法について、幹部や上長、現場の社員向けの説明会を行いました。同じ内容を繰り返し説明することで、少しずつでもこの制度の目的が伝わってきているように思います。
今年(2021年)1月、初めて成長シートを使った評価(成長確認)を行い、3月に評価会議(成長支援会議)を行いました。
成長シートを作成・改善する上で、やはり現場の意見を収集し反映させたほうが、評価する人・される人に理解・納得が得やすいことが分かりました。今後は、成長塾の受講生を増やし、成長シートをもっとより良いものにしていき、社員全員の成長を促進していきたいです。
制度に慣れるにはまだ時間がかかると思いますが、成長支援制度は、社員が良いやり方を共有し、全員で成長する仕組みであること、会社の目標達成に欠かせない仕組みであることを繰り返し説明しながら、諦めず着実に実績を重ねていくことが重要だと考えています。
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